第4回ベルリン・ビエンナーレ
なにげに、今回のベルリン行きのメインだった、ビエンナーレ。今回で4回目だが、日本人作家はもとより、アジアの作家は選ばれていない。中国アートが売れているのに入っていないビエンナーレというのも、なんだか珍しいような気もする。ちなみにキュレーターは、自身もアーティストのマウリツィオ・カテランほか3名。
ビエンナーレの基地局になっているKWで12ユーロのチケットを購入。大きな会場は、このKWと斜め向かいにある、元学校の建物。それに旧郵便局や教会、アパートの一室などなど様々な場所で展開されていた。作品は、やはり映像が多かったように思う。ものすごく印象的だった作品というのはないけれど、下の写真にある黄色い階段の作品なんかは、空間の雰囲気になじんで美しいな、と思った。
あとは、作品の置かれる空間の特異性というか、作品が無かったら廃墟じゃないか、と思うような場所に作品があったり、老若男女が観覧しているという光景そのものがおもしろかった。日本でビエンナーレ規模の国際展があっても、コンテンポラリーアートだと確実に客層は決まってくるが、ベルリンの場合、若い人と同じかそれ以上に、地元のおじさんおばさんたちが見に来ていた。映像作品なんかも、一巡するまでちゃんと座って観ていったりして...。どんなことを考えながら観ているのか、ドイツ語が話せたら聞いてみたいものだ。
ビエンナーレの開催されているエリアは、商業ギャラリーもたくさん集まる場所で、どちらかというとそのギャラリーで個展を開いている作家の作品の方がおもしろかったかもしれない。笑
中でも一番気になったのは、DNAギャラリーで開催されていたCLEMENS KRAUSSの作品。もりもり絵の具を使って壁に直接描かれた人物たちは妙な存在感があり、ついついこれは何のシーンだろう?と観た者に思わせる。しかし、彼の作品を購入したい場合はどうするのだろう?キレイに壁から剥がせるのだろうか。
ところで、会場の一つになっていたプライベートアパートで作品を鑑賞していたら、ボラスタの女の子に日本人かと尋ねられた。なにやら彼女、2週間前まで東京・京都・大坂・北九州を旅行していたんだとか。で、アートの話をすると思いきや、天丼の構造について聞かれてしまった。ご飯、天ぷら、その上にまだ何か必要?というので、タレがないとダメだね。日本料理はダシが命だから、鰹節と昆布がないとな...などと10分くらいも立ち話。もちろんちょっとだけアートの話もして、連絡先を交換してお別れ。なんとなく、またどこかで会えるような気がする。なぜって、アート界って日本も狭いけど、世界も狭そうな気がするので。笑
4th berlin biennale for contemporary art 「Of Mice and Men」
会期:3月25日〜5月28日
http://www.berlinbiennale.de/
ビエンナーレの基地局になっているKWで12ユーロのチケットを購入。大きな会場は、このKWと斜め向かいにある、元学校の建物。それに旧郵便局や教会、アパートの一室などなど様々な場所で展開されていた。作品は、やはり映像が多かったように思う。ものすごく印象的だった作品というのはないけれど、下の写真にある黄色い階段の作品なんかは、空間の雰囲気になじんで美しいな、と思った。
あとは、作品の置かれる空間の特異性というか、作品が無かったら廃墟じゃないか、と思うような場所に作品があったり、老若男女が観覧しているという光景そのものがおもしろかった。日本でビエンナーレ規模の国際展があっても、コンテンポラリーアートだと確実に客層は決まってくるが、ベルリンの場合、若い人と同じかそれ以上に、地元のおじさんおばさんたちが見に来ていた。映像作品なんかも、一巡するまでちゃんと座って観ていったりして...。どんなことを考えながら観ているのか、ドイツ語が話せたら聞いてみたいものだ。
ビエンナーレの開催されているエリアは、商業ギャラリーもたくさん集まる場所で、どちらかというとそのギャラリーで個展を開いている作家の作品の方がおもしろかったかもしれない。笑
中でも一番気になったのは、DNAギャラリーで開催されていたCLEMENS KRAUSSの作品。もりもり絵の具を使って壁に直接描かれた人物たちは妙な存在感があり、ついついこれは何のシーンだろう?と観た者に思わせる。しかし、彼の作品を購入したい場合はどうするのだろう?キレイに壁から剥がせるのだろうか。
ところで、会場の一つになっていたプライベートアパートで作品を鑑賞していたら、ボラスタの女の子に日本人かと尋ねられた。なにやら彼女、2週間前まで東京・京都・大坂・北九州を旅行していたんだとか。で、アートの話をすると思いきや、天丼の構造について聞かれてしまった。ご飯、天ぷら、その上にまだ何か必要?というので、タレがないとダメだね。日本料理はダシが命だから、鰹節と昆布がないとな...などと10分くらいも立ち話。もちろんちょっとだけアートの話もして、連絡先を交換してお別れ。なんとなく、またどこかで会えるような気がする。なぜって、アート界って日本も狭いけど、世界も狭そうな気がするので。笑
4th berlin biennale for contemporary art 「Of Mice and Men」
会期:3月25日〜5月28日
http://www.berlinbiennale.de/
by ayya-i10x
| 2006-04-20 21:42
| - Berlin
サイト*885*のFeverをblogで。
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